8月3日(月) 青森
72日目
「誘いに弱い梶です。」
子供ねぶたが見れるのは、昨日と今日だけ。
1日ぐらいは外から見た方が楽しい。
そして、昨日と今日が子供ねぶたが唯一見れる、一番楽しい日。
そんなん言われたら
跳人→観覧人
になりますって。笑
・7時起床。
暑くて寝られん。。。
まったり、ぐだぐだして、11時出発ー!
青森駅周辺を散策。
青森市内、ある程度栄えてて、なんでもある。
久しぶりだわ、この物に困らない感覚。
戻ってきた感じがする。
13時半に小島さんから紹介受けた小山内さんと待ち合わせ。
近くのお店で1時間半、がっつりとお話を聞かせて頂きました。
軽くまとめると
・地域の人々を繋ぐ、NPO。
・関東や大都市以外はNPOの認知度が高いが、それ以外の地方ではそこまで認知が進んでなく、ボランティア団体だと思われてることも多々。
・地方の人は閉鎖的であることが多く、一気に距離を縮めるのではなく、少しずつ、少しずつ。
・限界集落と諦めてる人たちもいる。アクセスもよく、ポテンシャルも秘めているのに。そこをどーやって、前向きにするか。少しずつ仕掛けて行く。
・NPO→NPOさん→祭りの手伝いを協力してほしい(現段階)
・グローバリゼーションとは言っても、地域をないがしろにするのは違う。首都圏等、経済活動が活発な地域ではその見方が強いかもしれないが、青森は全国でも下から2番目程度。今ある資源をいかに有効活用していくのか。
・活動の一つして、子どもたちに「詩」を書かせることを。
森の画はTVとかで見たことあるけど、「詩」となると、自分の五感で体感しないと、わからない。詩を書けない。ただの情報なのか、それとも自分の感覚を表現できているのかが、一目瞭然。
青森の子でも、森に触れてない子がいっぱいいる。詩を書くために森に入り、森とは何なのか、を体験。
そして、森に入ると、子どもたちの顔が活き活きとする。
・ねぶたも変わった。
伝統にそぐわないってことで、排除されることも。ダースベーダーのねぶたを製作しても、伝統にそぐわないってことで、展示はされるが、運行はさせない。
以前は跳人の格好をしなくても、お祭りに参加できた。(というか、観覧の人も巻き込んで、飛び入り参加させて一緒に盛り上がるのが、当たり前だった時代)
また、子供ねぶたが排除されてた時代も。
そして、ねぶたの均一化。
繊細で、キレイすぎる。
昔はその地域の人たちでお金を集めて、自分たちで製作していたから、職人さんがいない地方は、のっぺらぼうみたいな顔に鼻が飛び出てるだけ、とか。でも、それはそれで味があっていい。
今はスポンサーが入って、数千万円の予算をかけて、総勢100人以上の職人さんたちで製作をしている。
ただ、
子供ねぶたの方は、今でも昔の形式で、町内会で寄付金を集めて製作している。
ねぶたの形にこだわるのではなく、ねぶたをやる意味に目を向けるのが大事、なのでは?
伝統を守るとはその意味を守ることであって、形式を守ることではない。新しいものを受け入れず、時代に合わせて行かぬものは淘汰されていく。
ていうような、貴重なお話を。
元々編集者の方で、ねぶたの雑誌にも20年ぐらい関わってた人みたいで、裏側の目線も聞けて面白かったし、なにより、色々と勉強になりました。
青森県内の狭い地域で活動していて、全国との繋がりもほぼほぼないっておっしゃってたので、このご縁は本当に貴重なものだったなーと。
・・・
ということで、今日は観覧!
観覧してみると、目線が全然違う。
まずはチャリダー儀式。
うん。
異様な光景。笑
そして
ライダーが通り過ぎると。
会場に移動。
そして
チャリダー専用駐輪場。
うむ。
異様な光景。笑
そして、ねぶた。
かなりの枚数撮ったけど、一部だけ。
表
裏
その他(一部)
スポンサー(一部)
子供ねぶた
そして、観覧すると。。。
意外と、跳ねてる人が少ない。
しかも、盛り上がってるとこも少ない。。。
まぁ楽器演奏したりとか、色々なパターンがあるんね、実は。笑
後方に水分があるのも知ったしw
ただ、ねぶたの裏だから、もらいに行けんw
そして、他のねぶたはちょこちょこ休憩入れているという事実。
旅人の体力おかしいってことかw
明日以降は負けん!!
跳人やってるだけだとわからんことがいっぱいだったな。笑
ほんで
ヤマト運輸が1番面白かったなー。
「らっせーらー」
じゃなくて、部分部分で
「くろねこさん、くろねこさん、クロネコヤマトの」
「宅急便!」
て。笑
30秒ぐらいからっすかね。
そんな感じでねぶた独自で色々工夫していったら面白いのになーって、小山内さんの話聞いて思いました。
やっぱ地域に根付く人の話を聞くって大事。
より深いものが見えてくる。
*地域のことを思い、行動している人がいる。
そういう人の話を聞いていると、胸が熱くなります。
環境ってテーマだったけど、徐々に地域づくりだったり、空間作り、古民家再生、廃校活用とかって話に興味を持ち始めてる今日この頃。
その中で環境を1つのツールとして扱うこともあり、この旅では幅広く受け止めて、そこからアプローチ方法を増やして行こう。
道は1つじゃない。今は見えなくとも、上向いたり、右向いたり、視点を変えることで何かしら見えてくるはず。
走行距離:20km(累計4633km)
費用:スーパー1181円(累計188564円)